福島第一原発の事故によって大気中に放出された放射性物質は、福島県のみならず私の地元の千葉県も含めて広範囲に落下しました。これが、ゴミの焼却灰、下水道汚泥、稲わらなどに付着し放射性物質に汚染された廃棄物が発生しています。
これらの廃棄物のうち線量が一定以上のものを環境大臣が指定をし、「指定廃棄物」として国の責任で処理することになっています。この指定廃棄物の量については福島県を除くと、宮城県、茨城県、栃木県、群馬県と千葉県が多くなっています。
民主党政権下の平成24年3月に「指定廃棄物の今後の処理方針」を公表し、指定廃棄物が大量に発生し保管がひっ迫している自治体において、国が当該都道府県に最終処分場を確保することとしました。そして、同年9月に茨城県と栃木県に最終処分場候補地を提示しましたが、選定スキームが不透明で地元の理解をまったく得られず大きな反発を招きました。
同年12月の政権交代後、こうした選定プロセスを自民党はゼロから見直しました。この新しい選定がいままさに進んでいるところですが、同じような性質の福島県の中間貯蔵施設と比べると認知度が少し低い気がしています。
この問題を取り上げるテレビ放送に出演します。ぜひ、ご覧ください。
2014/8/18 21:00~ BS11 報道ライブ21INsideOUT 「どうする?『汚染ゴミ』の最終処分場」