主宰するエネルギー政策勉強会で六ヶ所村の処理工場他を視察。

10月2日
10:30 日本原燃PRセンター
11:25 使用済み燃料貯蔵施設
11:45 中央制御室
12:45 MOX燃料工場建設現場
13:00 高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センター
13:25 ウラン濃縮工場
14:00 低レベル放射性廃棄物埋設センター(余裕深度処分試験空洞含む)
15:10 質疑応答
15:40 六ヶ所村商工会との意見交換
16:50 JAゆうき青森との意見交換

10月3日
08:30 大間原子力発電所
10:00 むつリサイクル燃料中間貯蔵施設

 メディア数社が同行(ウラン濃縮施設は除く)し視察の模様が朝日新聞や現地のメディアにも取り上げられました。
 デーリー東北掲載記事 http://bit.ly/18U2tkk

 視察した日本原燃の使用済み燃料プールは深さ12m(燃料4m、移動スペース4m、遮蔽に4m)、2t/日ほど蒸発するので水を追加しながら循環。MOX燃料工場の建設現場付近には回収ウランやプルトニウムなどの保管施設もあり、プルトニウムとウランを1:1で混ぜた状態で保管されることになる。再処理能力は8t/年なので保管されるものは倍の16t/年となるわけだが、施設の保管容量は60tしかないので順次増築する計画。この8tのプルトニウムから130t/年のMOX燃料を製造することになっている。ウラン濃縮施設は機密性が高く、ここに詳細を記載することを禁じられているので遵守する。低レベル放射性廃棄物埋設センターでは比較的線量の高いL1と低いL2が埋設処分される。施設規模は200Lドラム缶で300万本ほどあり、L1はまだ試験段階だがL2はすでに25.7万本ほど処分されている。300万本という施設規模だがL1とL2をそれぞれが何本ずつ埋設するということではなく、あくまでも敷地内に埋設するものの合計で300万本というくくりらしい。ちなみに、余裕深度空洞の最低部は100mほどで1.1kmの坑道を下って行くのだが、ここまで掘り進むのには地層調査をしながら3年以上の年月を要するとのこと。 

 これから福島へ視察に行きます。続きは次回!

 視察には関係ありませんが、廃炉に関することで取材を受けました。
 テレビ朝日 モーニングバード http://youtu.be/GOaGZvSNq2o

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