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 超党派の議連で福島第一原発を汚染水の漏洩問題を中心に視察。他党もずらっと居並ぶ中で自民党からの参加者は私と河野太郎代議士の2人のみ。

 JビレッジでWBCの検査を受けたのちに免振重用棟へ移動する。そこで着替えるわけだが、ここでは水色のタイベック、綿製手袋の上にゴム製手袋、綿製の帽子、簡易マスク、ビニールの靴カバー、線量計といういでたち。その格好で免振棟へ移動したのちに更に、東電の用意した下着を上下着用、冷却材入りベスト、タイベック、綿製手袋の上にゴム製手袋2枚、靴下を2重に履いて、長靴にビニールカバー、綿製の帽子にヘルメット、線量計、最後に全面マスクという装備に着替える。これが、かなりキツイ。聞くのと体験するのではわけが違う、最前線で働く方々には本当に頭の下がる思いだった。私も含めてほとんどの参加者は視察中に頭痛などを感じたようだ。

 東電の説明によれば、現場の作業員はこの格好で夏は1時間×2クール、冬は2時間×2クールくらいをメドに作業を行う。約3000人いる作業員は作業後に、これらの装備のほとんどを破棄するらしいので、これだけでもそれなりの経費がかかっていると思われる。

 問題となっているフランジ型のタンク群も見て回った。ちょうど作業員が見回りをしているところに遭遇。90人態勢に増強されたこの監視体制や水位計の設置はもちろんだが、このタンクの設計や施工そのものの問題も今のうちから考えなくてはならないはず。このタンクは汚染水のためのものではなく、民間会社が設計製作している汎用品で通常時は他の用途に使用されている。この2年間の経緯と昨今の汚染水の状況を鑑みれば、専門のタンクを設計して設置位置を含め全体戦略を再考すべきなのは明らか。もちろん、ALPS後の長期貯留にも耐えうるものでなくてはならない。

 ALPSといえば、国費投入の対象となった。福島とは少しずれた話しになるが、ALPSに国費を入れる以上は、福島のみならずその成果をより多くのケースで享受できることが望ましいと思う。あまり認知されていないが、原発やサイクル施設からは通常時からかなりの量の放射性物質が海洋に放流されている。特に、サイクル施設からは原発の何倍もの放射性物質が排出されるといわれていて、六ヶ所の再処理工場もこの例外ではない。国費を投入したALPSが福島で一定の成果を出せば、他の施設にもバックフィットで導入することはあってしかるべきだ。