資源戦略に関する小委員会という会議の場があって、その名の通り資源戦略を色々と議論しています。本日11時から党本部で会議があり、これまでの議論をまとめた報告・提言書(案)についてが議題となりました。

 この中で原子力の輸出に関する記述については削除を、総括原価方式の見直しについては記述がなかったので加筆をするよう発言しました。海外の国によっては原発で事故が起きた際にメーカーや施工者などの責任を追及する法体系を持つ国があります。東電の例を出すまでもなく、いちメーカーなどがその責任を負いきれるわけがなく、それは必ず日本国に回ってくることが想定されます。その時点で想定外でしたは通用しません。福島第一原発も収束どころかの原因究明も終わっていないわけで、今の時点で原発輸出を「積極的に進める」との文言はいただけない。

 資源戦略を推進しよう!という会議の中、完全アウェーのマイノリティーの感はあったが、そこは気づかないフリでしっかりと「削除を求めます」と発言。

 会議はそのまま進行(私は会議の最初のほうで発言)し、取りまとめに入った時には推進派の意見の中で私の発言はうやむやになりかけていた・・・その時に。複数の先輩議員がひな壇の議員へ、「秋本さんと意見は違うが、せっかく新人が勇気を持って発言したのだから意見を反映させてやろう。自民党は多様な意見をしっかりとまとめていく、そうした伝統ある政党なのだから」といった主旨の発言でフォロー。自民党の懐の深さを強く感じた瞬間。感謝。 http://bit.ly/11ntYw1

 明日も廃炉に関する部会がある。

 日本のエネルギー政策は分水嶺。しっかり活動して未来に責任の持てる結果を出したい。