本日の17時20分から政府による秋の行政レビュー(エネルギー関係)が行われます。そこでRETFや開栄丸の予算を包括するJAEA運営費交付金が議論される予定です。今回のレビューは一般に公開するので、私も会場に行って議論を傍聴するつもりでいます。

 開栄丸については、11月5日に室蘭まで行って船内を視察してきました。そこで1番感じたことは、JAEAと原燃輸送の間で交わした契約書を開示させなければならないということ。開栄丸については、この契約によってJAEAが原燃輸送に建造・維持管理・運行を委託しています。さらに、運行については原燃輸送がNSユナイテッド海運に再委託をしているという形態になっています。ですから、開栄丸の今後の在り方について議論を深めようとするならば、この契約内容について精査する必要があります。

 ところが、JAEAや委託先の民間会社は核防護上や商業上という理由を掲げて契約内容をほとんど教えません。核防護上については仕方ありませんが、商業上の理由部分の内容については民間会社とJAEAでは話が違ってきます。この契約に用いられる原資は国民の税金ですから、JAEAには説明責任が課せられるのは当り前です。民間会社のように、「商業上の理由で教えられません」というのでは通りません。この契約については、JAEAに開示を強く求めていくつもりです。

 このように、契約内容については不明点も多いのですが、分かっていることのひとつに船の所有権があります。開栄丸の建造費はJAEAがすべて払うことになっていますが、船の所有権はJAEAではなく民間会社にあります。そして、もし仮に契約を破棄した場合については、JAEAが民間会社に約181億円を払う上に所有権の移転はナシとなっています。つまり、お金は払うけれども船は国のものにならないということです。

 これからレビュー会場に向かいますので、続きは次回に。