お盆も終わり母の供養も一段落。来週は視察で国内をあちこち回ります。視察先のひとつが大きな地熱発電所を持つ電力会社だったのですが、お盆前から連絡しているのに今日までなしのつぶて。10月には別の会社の核燃料サイクル施設を視察するつもりなので、こちらも同じような対応なのか今から心配です。

 福島第一原発の事故原因究明を目的とする部会が継続的に開催されています。お盆前の会議時に官邸へ提出する提言書の案が示されました。この提言書は会議後に回収されているのでオープンなものではありませんが、いくつかのメディアで原発の新設に反対する内容が盛り込まれていると報じられています。会議時にはそのことで紛糾したと報じたメディアもありましたが、発言したのは私を含め5人でそのうちそうした意見は2人だけ。私は逆に文言があいまいなのでもっとハッキリ書いて欲しいと発言。このように賛否両論がありましたが、決して紛糾というような状況ではまったくなかった。

 以前にも資源・エネルギー戦略調査会で回収されてもいない文章を回収したと報じたメディア(詳しくは6月14日のブログを参照)があった。調査会の会長もメディアに抗議したと言っていた。いくつかのメディアは「自民党は何が何でも原発推進路線」と書きたいのかもしれないが、今の自民党は決してそうした雰囲気一辺倒ではないと思う。もっと冷静に正確に報道してもらいたい。

 原発新設の部分は分かりやすい文言だったので取り沙汰されたが、実はこの提言書にはもうひとつポイントがあったと思っている。間接的で遠回しな文言だったので誰も指摘しなかったが、こちらもこの提言書の重要なキモの部分であることは間違いない。部会終了後にひな壇に駆け寄って、「この部分は非常に大事なので絶対に文言を落とさないように」と言ったら、「分かっている」と返されたのでやはり意図的に間接的な表現になっているのかもしれない。

 一部のメディアでは今月中にこの提言書を官邸へ持って行くというような報道をしているが、議論の経過と進展具合からするともう少しかかるのではないかと私は思っている。いずれにしても、我々は日本のエネルギー政策を真剣に議論している。次の世代にツケを先送りするような結論は認められない。我々の世代で答えを出さなきゃならない。